水泳(スイム)、自転車(バイク)、長距離走(ラン)の3つの競技を連続して行う「トライアスロン」。その長距離の世界大会である「ITU 世界ロングディスタンストライアスロン選手権」(アメリカ・オクラホマ)に昨年、麻布大学・獣医学部6年の岸野巧さん(25)が出場した。
各国から選び抜かれた強豪選手がスイム4Km、バイク120Km、ラン30Kmの計154Kmでしのぎを削り、世界チャンピオンを決定する同大会。岸野さんは大会前に体調を崩したこともあり自身が思うようなタイムを出せなかったが、3つの競技のうち最も得意とするスイムにおいて、25歳から29歳の年代別で2位、全年齢で12位という結果を残した。大会を振り返り岸野さんは、「今後はバイクとランを強化して、最終的な結果で上位に入りたい。また世界大会の舞台に戻ってきたい」と力強く宣言した。
日々の積み重ねが大切
県立相模原高校出身で、元々、水泳と陸上の競技経験があった岸野さん。大学に入り趣味で始めた自転車では日本縦断の旅に出て、1日150Km走ったことも。いつしか「一つひとつの競技を組み合わせたトライアスロンで勝負してみたい」との挑戦心が芽生え始め、大学3年次に初めて大会へ出場した。
レースでは「人と競うよりも、いかに自分のペースを守れるか」を大切にしている岸野さん。競技中、吐き気や足の痙攣、痛みに襲われて歩きたいと思うときは、「ここで諦めたら後ですごく後悔する」と自身に言い聞かせるという。トライアスロンの魅力を「その人が持つ才能よりも、毎日続けた努力が結果に結びつくこと」と語り、今後に向けて「自分がどこまで強くなれるのか、それを知るために挑戦し続けたい」と屈託のない笑顔で話した。
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