さがみはら中央区版 掲載号:2017年2月23日号
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災害時にも、親子を支援 保育園 ステッカーで周知

社会

ステッカーを手にする区内の保育士
ステッカーを手にする区内の保育士
 市内の私立保育園で構成される相模原市私立保育園園長会(内田紀子会長)はこのほど、同会で考案した「災害時乳幼児支援ステーション」の周知徹底を図るため、独自にステッカーを作成した。同会に加盟する私立保育園に加えて、公立保育園でも貼り出している。

 「災害時乳幼児支援ステーション」とは、地震や風水害などの大規模な災害が発生した場合に、在園児以外の受け入れ体制が整っている保育園が、乳幼児の一時預かりや保護者の育児相談などの育児支援を提供する仕組み。同会では、2011年に起きた東日本大震災を機に、災害は「決して他人事ではない」という危機感を持ち、災害への対応力を地域の園が連携して強化する組織「防災体制ワーキング」を発足。これまで「保育所防災マニュアル」の策定や、災害時に保育園同士の連携が円滑に進むよう、公立の保育園も含めての炊き出し訓練、連絡体制の確認などを行ってきた。

 15年3月には、市と「災害時における要援護乳幼児への育児支援の実施に関する協定」を締結。市からの要請に応じて乳幼児を預かることや、この預りに係わる費用を市が負担することなどが取り決められた。

「地域の親子を守りたい」

 こうした中で、市との協定を機に設けた「支援ステーション」が市民に浸透していないと感じた同会は、昨年4月から対策を考案。各園にステッカーを貼ることで認知度の向上をめざす今回の方針に至った。

 ステッカーには子どもを抱く親の姿をデザインし、地域の親子を支援する保育園の役割をわかりやすく表現。配色は緊急を表す際に一般的に使用される赤や黄、黒色ではなく、市の色である緑を基調としてやわらかい雰囲気に仕上げた。

 同会の内田会長は「保育園は普段から、災害時に何ができるのかを考え、地域の親子を守りたいという気持ちを持っています。ステッカーを通じて、いざというとき保育園が安心できる場所であることを知ってもらえたら」と話している。

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