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中央保護司会 センター開所 活動強化へ 地域で更生者の復帰支援

社会

公開:2017年2月23日

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「身の引き締まる思い」と取材に応じる山口会長
「身の引き締まる思い」と取材に応じる山口会長

 犯罪や非行を行った人の社会復帰支援などに努める保護司の活動拠点として「更生保護サポートセンター」がこのほど、あじさい会館に開所した。市内における同センターの設置は昨年3月に緑区に開所以来2カ所目。これにより区内でも保護司の活動が強化され、更なる支援の拡大が期待される。

 保護司は、国が定める更生保護法に基づき法務大臣から任命される非常勤の国家公務員。公務員でありながら給与は支給されず、実質は地域の実情に精通した民間人がその経験を活かし、ボランティアで更生者(犯罪・非行歴のある人)の社会復帰支援にあたっている。活動内容は、保護観察官と共同で更生者に接触し、状況の観察を行うほか、犯罪や非行をした人が社会復帰を果たした際の住居や就業先の相談に加え、一般の非行相談までと幅広い。

 センター設置を巡っては、区内の保護司会である相模原中央保護区保護司会(山口信郎会長)が2014年から継続的に市に打診を行ってきた。これまで活動拠点のなかった同会では、保護対象者との面談に保護司の自宅を使用するなどして対応してきた経緯もあり、活動場所の確保の目的以外に、新任保護司の負担軽減やその家族への配慮の点からも、センター設置の機運は高まっていた。

 こうした中、同会では他自治体の視察や研修を重ね、15年に市へ要望書を提出。翌年の3月議会で、稲垣稔議員(自民)が一般質問でこの問題を扱ったのを契機にセンターの必要性が注目を浴びたこともあり、今回開所する運びとなった。

 今月17日に行われた開所式では、地域の保護司のほか、小山秋彦中央区長や阿部善博議長ら、関係者が参加。安全で安心な地域社会づくりを共同でめざし、更なる連携を誓い合った。自身も保護司として35年活動を続ける山口会長は「市民の方の非行相談のほか、関係団体との打合せにも有効活用したい」とセンターの重要性を話し、「今後も活動を強化し、更生者の社会復帰を支援していきたい」と決意をにじませている。

 更生保護サポートセンターは、あじさい会館3階で平日午前9時30分から午後4時まで利用可能。面接などの使用はあじさい開館休館日を除く毎日の午前9時から午後10時まで。

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