相模原市は、5月19日の第1回臨時会議から、市議会本会議場に折りたたみ式の防災用ヘルメット150個を配備する。
12日には、市議会議員を対象とした取扱説明会が行われ、市議会事務局から使用方法が伝えられた。議員らは議場からの避難経路を確認し、ヘルメットをつけて実際に経路を歩いた。加えて、昨年5月に発足した「災害時の議会のあり方検討会」が実施に向けて検討している議会開催中の防災訓練について、課題の検証もされた。
同事務局によると、議員や傍聴者用の折りたたみ式の防災用ヘルメット配備は県内の市町村議会では初めて。市議会の阿部善博議長は「防災用ヘルメットの議場への配備は国会、神奈川県議会をはじめ多くの市議会で進められている。熊本地震では熊本市議会本議場の天井の一部が落下した。本日の訓練・説明会を機に、本市議会の防災・減災対策がより一層進み、災害時にも市議会がその役目をしっかりと果たしていけるよう期待している」と話した。