児童の体力づくりを目的に今年4月からラジオ体操に取り組むことになった富士見小学校(福田茂校長)で5月10日、同校体育館に児童と教職員が参加して3分間のラジオ体操教室が行われた。
同校では、全校児童で昨年行った体力テストで市内平均を下回る結果が出たことから、児童の体力づくりへの取り組みが課題となっていた。そうした中、地域住民の働きかけにより、このほど校庭を拡張。その一部をクラブ活動などで利用できるスペースとして活用する方針を固めたのを契機に、全校児童と教職員が一丸となって体力づくりを推進していこうと、教職員がラジオ体操の実施を発案。市ラジオ体操連盟の協力も得られたことから、同校での「ラジオ体操教室」の開催が決まった。
事前に動画などを見ながら練習して臨んだ当日は、あいにくの天候だったため場所を校庭から体育館に変更し、全校児童の参加を取り止め、3年生以上の児童と教職員で体操を実施。NHK「みんなの体操」で講師を務める長野信一氏の指導のもと、身体を温める準備運動の後、3分間にわたり13種目の体操を実践した。一つひとつの動きの意味を理解しながらじっくり動いたため、児童からは「こんなに汗をかいたり、大変なものとは思わなかった。これからも取り組みたい」といった声が上がっていたという。長野氏は「ラジオ体操はいつでもどこでもできる運動。筋力や瞬発力、柔軟性が高められるので取組んで欲しい」と話した。
今回の教室を経て、同校では今後も週1回を目安にラジオ体操を継続して実施。9月に行われる運動会で家族や地域住民に体操を披露し、児童の元気な姿を見せたい考えで、ラジオ体操の動画コンクールにも応募する予定だ。福田校長は「職員も体操を学べて良かった。披露できれば地域の方も喜んでくれると思う」と話し、意気込みを見せた。
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