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”感謝”をプレーに込めて 選手宣誓 藤崎大地主将

スポーツ

掲載号:2017年6月29日号

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これまでの野球生活を笑顔で振り返る藤崎主将=22日、麻布大附属高校
これまでの野球生活を笑顔で振り返る藤崎主将=22日、麻布大附属高校

 第99回全国高校野球選手権神奈川大会が7月8日(土)に開幕する。10日に行われた組み合わせ抽選会では、参加全189チーム(190校)の中から区内の麻布大学附属高校の藤崎大地主将が選手宣誓を引き当てた。藤崎主将は「もしかしたら…と思ったら本当に当たった。球児を代表しての選手宣誓。しっかりと思いを伝えたい」と気を引き締める。

 ポジションはファースト。昔からファンだったという内川聖一選手の打撃理論から学んだ確実性のある打撃と守備時の冷静な状況判断は、主将としてだけでなく、プレイヤーとしてもチームメイトから厚い信頼を受ける。「練習はひたすらやりましたがまだまだ。心から『できた』と自分で思えた機会は本当に少し」とおごらず自分を分析し、野球の魅力を問われると「打率が少しずつ上がり、チームが勝った時は最高に嬉しい」と高校生らしい笑顔をこぼす。

 野球をはじめたのは、小学2年生の頃、草野球を楽しむ父の影響から。すぐにその魅力の虜となり、中学、高校とのめり込んだ。忙しい仕事の合間に練習に付き合ってくれた父、弁当を毎日用意してくれた母には特に感謝の思いでいっぱいだという。「ここまで約10年間自分の好きな野球を続けることができたのは、本当に家族や周りの人たちの支えがあったからこそ。その思いをぶつけたいと思います」。選手宣誓の言葉はすでに決まっている。

 監督に主将を任されてから間もない頃はチームメイトと衝突することも少なくなかった。「はじめは野球への目標もモチベーションも部員によってバラバラだった」。どうすればチームが一つになるのかと悩みもしたが、ミーティングの時間にはひたすらチームで向き合い続けた。「最後の高校野球。応援してきてくれた人たちのためにも高い所をめざそう」。そう呼びかける主将の気持ちがチームを一枚岩にした。

 「自分の中では今回の選手権で野球生活に一区切りをつけようと考えているんです」。この夏が終われば、希望する大学進学への受験勉強の日々がはじまる。「激戦区と言われる神奈川でどれだけ自分たちの気持ちをぶつけて、いい成績を残せるか。全力で臨んでいきたいと思います」。藤崎主将の高校野球、最後の夏がはじまる。

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