市直下型の大規模地震災害発生時に迅速かつ円滑な応急対策を目的に、淵野辺公園隣接地ほかで3日、総合防災訓練が開催された。
自治会、消防のほか、自衛隊、在日米軍、神奈川県警、医療機関ら約100の機関・団体ら総勢約2000人が参加して行われた。訓練は市民による避難や消火などの訓練に加え、がれきなどの除去や傷病者の救出、傷病者の重症度によって治療の優先度を決めるトリアージをはじめとする医療救護などについて各自が状況報告や即時対応など実際の災害を想定して実践。救出訓練では参加機関同士が連携する場面も多く、それぞれが声を掛け合いながら取り組んだ。
訓練を見守った遠藤兼治さん(中央区在住)は「災害時に市がどう取組んでいるのか関心があって見に来た。各自が協力して取り組んでいるのがわかり、とても良かった」と話していた。