さがみはら中央区版 掲載号:2017年9月21日号
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チーム救う「小さな守護神」 SC相模原 GK藤吉皆二朗

スポーツ

試合中に声を張り上げる藤吉
試合中に声を張り上げる藤吉

 地元サッカークラブ・SC相模原は現在、リーグ第22節を終え11位と優勝争いから遠い位置にいる。そんなSCにおいて上位浮上への鍵を握るのが、絶体絶命の決定機を阻止し、チームを窮地から救うGK藤吉皆二朗(25)だ。身長177cm、Jリーグ全54クラブの中でも1・2を争う背の低い「小さな守護神」は入団4年目にして今、飛躍の時を迎えている。

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 藤吉は東京生まれ。小中は地元クラブでサッカーに明け暮れるも、ゴールキーパーとして特筆すべき選手ではなく、「プロ」を本気でめざしてはいなかった。

 転機は高校3年の秋。都内のクラブに所属していた藤吉は社会人チームに帯同し、敵地で当時J1の大分トリニータと対戦した。出場機会はなかったが、熱狂的な相手サポーターに気圧された。「この場所に立ちたい」。めざすべき舞台が鮮明になった。その後、大学進学と同時に高校時代と同じクラブの社会人チームに加わり、努力を積み重ね試合で活躍。2014年、大学を卒業しSCに加入した。

「レジェンド」がライバルに

 入団初年度、藤吉は5試合に出場するが、定位置確保には届かなかった。2年目は出場機会に恵まれず、勝負の3年目。チームには元日本代表のGK川口能活が加入。もちろん、驚きを隠せなかったが「誰もが知っている選手なので、尊敬しています。でも尊敬しすぎてもいけない」。あくまで、ライバルとして守護神の座を争った。この年の前半は出場機会を得られなかったが、終盤に出場機会を得ると、好プレーを連発。決定機を幾度となく防ぎ、チームで信頼を勝ち取った。

 そして今季。以前とは違い「守護神」の自覚を胸に川口や新加入・大畑拓也とのポジション争いを制し、開幕から全試合フル出場を続けた。しかし、9節・琉球戦で左足小指を骨折。充実の一途を辿っていた中で、2カ月弱ピッチからの離脱を余儀なくされた。

 復帰したのは20節・鳥取戦。怪我の影響も気にされたが、「小さな守護神」はこれまでと同じく俊敏な動きでチームを7試合ぶりの勝利に導いた。続く福島戦でも神がかり的なセーブを見せ、初の連勝に大きく貢献。今季からJリーグを中継する「DAZN(ダ・ゾーン)」選出の「週間ベストセーブ」の常連となり、J3を代表するGKへ成長した。

 今季も残すところ11試合。藤吉は「全試合中、半分は出場したい」と控えめな目標を口にするが、言葉とは裏腹に目はギラギラと燃えている。身長のことなど忘れさせる活躍を見せ、その「大きな存在感」でSCの巻き返しを牽引していく。
 

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