市内のサッカークラブ・FCコラソン(工藤修一理事長)はこのほど、国際交流事業としてブラジルのサンパウロFCを相模原へ招待する。10月8日から17日を「サンパウロ・ウィーク」と名付け、観光巡りや様々な催しを行うほか、15日には記念大会を開催し親睦を深める。
FCコラソンは20年以上前からブラジルで強化合宿を行うなど、同国との縁が深いクラブチーム。ユニフォームはブラジル代表カラーの黄色で、現地で知り合ったプロクラブのコーチによる姉妹チーム「コラソンブラジル」も有する。
2003年から毎年訪伯
一方、世界有数のクラブとして知られるサンパウロFCは、日本との縁もあり、東北での国際サッカー大会に1993年の開催当初から参加している。コラソンも第6回大会から参加しており、クラブ創設10周年の2002年、大会終了後にサンパウロFCを相模原へ招待。5日間ほどの滞在の間、ブラジル料理店などへ赴いたほか、Jリーグの前座試合を行うなど友好を深めた。その際、翌年にサンパウロを訪れる約束を交わして以来、在籍する中学3年の世代がほぼ毎年同地を訪れ、交流を図っている。
こうした中、今年8月のブラジル滞在時、サンパウロFCが工藤理事長へ「ぜひ日本に行きたい」と訪日を打診。コラソンは創設25周年を迎えたこともあり、急きょ相模原へ迎え入れることが決まった。工藤理事長は「これまで本当にお世話になっている。ぜひ恩返しがしたかった」と話す。
「記念大会は相模原で」
招待するのはサンパウロFCのU-12所属メンバー18人と代表・監督・コーチ。9日に津久井又野公園で歓迎セレモニーを行った後、「おもてなし」として山梨でのブドウ狩りや富士山・鎌倉などを案内して回る。15日には記念大会「コパ・コラソン インターナショナルU12」を國學院大學相模原グラウンドで開催し、親善試合を実施(一般見学も可)。滞在期間中、サンパウロFCのメンバーはコラソンのメンバーの自宅にホームステイする。工藤理事長は「記念大会はぜひとも相模原で開催したかった。支援頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱい。コラソンのみんなにもブラジルをより身近に感じてもらいたい」と期待を口にする。
2020東京五輪開催にあたり、ブラジル選手団の事前キャンプの地に決まった相模原市。工藤理事長は「20年以上ブラジルと交流を続ける私たちにとって、代表チームを迎え入れることができるのは感慨深い。これからも相模原のクラブとして、サンパウロFC、そしてブラジルと深く繋がっていければ」と話した。
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