地元の自動車販売店らが中心となり市内の自動車文化を盛り上げようと、10月22日(日)に淵野辺公園で「キャンプ淵野辺留保地Handmade&ArtFair in Autumn」を開催する。会場では各店自慢のカスタム(特別仕様)車の展示に加え、ハンドメイド商品のブースやワークショップイベントを同時企画し、自動車業界のイメージアップと地域活性化をねらう。
参加するのは市内に拠点を置く15社の自動車販売店と、手づくり品の販売を行う58の個人・団体。当日は選りすぐりの展示車が並ぶほか、ステージイベントや親子で参加できるワークショップなども催され、主催者では1万人の来場者を見込んでいる。とりわけカスタム車を通じた車の魅力PRを目的の重点に置くが、その理由は現在叫ばれている「若者の車離れ」にある。
「車のイメージ変えたい」
市内にはスーパーカーが流行した1990年代後半から、国道沿いなどを中心に多くの自動車販売店が並ぶ。上溝でフェアレディZの専門店を営む小村英樹さんによると、その数は湘南や厚木などにも引けをとらず、今も往年の車愛好家たちが全国から訪れるという。だが「現在は地元のお客様は少ない。車に関心のない人にしたらよく思っていないこともあると思う」。そんな人に車の面白さを感じて欲しいとの思いから、今回のイベントの開催へ立ち上がった。
「車」と「手づくり」コラボ
小村さんは今年1月、市内のイベント企画などを行うインクループ(株)に相談。同社では、相模原駅前で好評のハンドメイド市「アートフェスティバル」に次ぐイベントを構想していたこともあり、今回の新イベント案で小村さんと意気投合した。同社の田中優樹さんは「男性や子どもたちも一緒に楽しめるイベントにしたいと思ったんです」と話す。小村さんと田中さんはともに市内の自動車販売店を回り協力を依頼。賛同した各店の協力により、法令を順守した中で旧車の魅力を引き出したカスタム車を展示することが決まった。会場にはキッチンカーでの飲食ブースに加え、地域有志のステージ発表やピクニックスペースも設置。幅広い層の来場者が楽しめるよう企画に工夫を凝らしている。小村さんは「ハンドメイドと一緒に車の魅力を知ってもらい、いつか相模原恒例のイベントにしたい。イベントを通じて大人も子どもも元気になり、地域が盛り上がれば嬉しい」と話す。
イベントは10月22日(日)、キャンプ淵野辺留保地で午前10時から午後5時を予定。詳細は公式HP(「相模原カスタムカーフェスティバル」で検索)。問合せはインクループ(株)【メール】info@handmade-art.netへ。
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