SC相模原は10月29日、ホームでJ3第29節を戦いカターレ富山に3対2で勝利した。
この日は前座試合として元日本代表選手が多数参加した「ドリームマッチ」も開催。台風による激しい雨の中、往年の名選手とSCの勝利を見届けようとサポーターは「ギオンス」へ駆け付けた。
試合は前半8分、FWジョン・ガブリエルのパスにいつもより前にポジションを取ったDF辻尾真二が反応。冷静に流し込み先制点を挙げた。その後コーナーキックでチャンスをつくり主導権を握るも、前半33分に一瞬の隙を突かれ追い付かれると、5分後には右サイドを崩され逆転を許す。
後半、渡した流れを引き戻したのはまたしても辻尾。先制点と同じくスルーパスに上手く合わせて試合を振り出しに戻す。すると後半35分、ロングボールに抜け出したガブリエルが上手く合わせて逆転。その後は何とか守りきり、嵐の中で必死に声をからしたサポーターへ勝利を届けた。
辻尾は今季全試合フル出場を続けており、この日は今季初得点を含むキャリア初となる1試合2ゴール。試合後は「今季なかなか結果が出ていなかった中で、ようやく点が取れて良かった」と喜びを表現した。