神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

今年、設立20周年を迎えた公益社団法人相模原市防災協会の理事長を務める 八木 繁雄さん 相生在住 66歳

公開:2017年11月23日

  • X
  • LINE
  • hatena

防災は隣人との挨拶から

 ○…「10周年式典と比べ出席者も多く、当協会の発展を感じた」。市の外郭団体として「災害に強いまちづくり」のため縁の下から行政を支えてきた。盛況のうちに終えた節目のセレモニーを振り返り、胸をなで下ろす。一方で「災害はいつどんな規模で起きるかわからない。被害にあわれた方にとっては”想定外”では済まされない」と、一転厳しい表情に。「日ごろ訓練しておけば有事に体が自然に動く」と市民や事業所に対し防災意識の向上を訴える。

 ○…比較的揺れに強いとされる相模原市にあっても、火災や河川の氾濫など災害の想定は尽きることはない。が、気がかりなのはハード面よりもむしろソフト面。相模原にも押し寄せる都市化の波が人間関係を薄め、じわじわと「隣人の顔が浮かんでこない」社会へ向かいつつあることを危惧する。「向こう三軒両隣、顔がわかる関係性が大事。毎日挨拶を交わしていれば、何かあった時に気にかけるようになる。それが地域防災のスタート」と語気を強める。

 ○…矢部の生まれ。「富士見はすすきの原、星が丘は松林」という当時、遊びといえば木枝で弓矢を作ったりチャンバラごっこをしたり。中学時代は水泳に、高校では空手に打ち込む。中央大学を卒業後、石油類販売事業を営む実家の(株)八木商店に入社。52歳で代表取締役に就任した。市内の同業者で組織する県石油商業組合相模原支部の相談役、県危険物安全協会連合会理事ほか数々の要職を兼務。私生活では3人の子宝に恵まれ、正月は「家族でゴルフ」が恒例行事。

 ○…「人の幸福は”貢献すること”。ギブ&テイクというが、人のために尽くすほうが、満足感があるし自分の存在を感じる」としみじみ半生を振り返る。「南海トラフ地震が明日起こるかもわからない。市・企業・市民、皆で危機管理に取組み、防災を周知徹底していきたい」。市民の安全な未来へ、そして次の30周年へ向けて、力強く語った。

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

後藤 陽子さん

「第76回優良公民館表彰」を受賞した星が丘公民館の館長を務める

後藤 陽子さん

横山在住

2月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook