東日本リーグを4連覇し、下部では向かうところ敵なしの三菱重工。だが、昇格をかけた入替戦ではトップリーグの猛者の前に涙を呑んできた。「体格やフィジカルでは劣っていない。ただ一つひとつの精度に差を感じた」。昨季の入替戦を振り返り、佐藤喬輔監督はそう唇をかみしめた。
迎えた2017シーズンは、新たに「トップチャレンジリーグ」が創設。各地域リーグの昨季上位チームによる統一リーグで、1stステージは9月に決戦の幕が切って落とされた。
開幕節の釜石戦、2節のマツダ戦と、三菱重工は本来の力を出し切れず。要所で細かいミスが目立ち、辛勝はしたが先に不安を残す試合内容となった。だが、3節の中部電力戦では攻撃陣が爆発。鬱憤を晴らすかのようにトライを量産し快勝した。その後の中国電力戦にも勝利を挙げ、良い流れのままリーグ「4強」の一角である日野自動車戦へ。土砂降りの影響でコンディションの悪い中、惜敗するもチームは粘りを見せた。続く九州電力戦は、今季のハイライトとも言える内容で会心の勝利。最終節のホンダには力負けするも、1stステージは5勝2敗で3位となり、自動昇格争いとなる2ndステージに進出した。12月17日(日)には2ndステージ2節でホンダと相まみえる。(※初戦は日野自動車に敗戦)
安井主将が振り返る1年&ベストゲーム
安井慎太郎主将は今季を振り返り「力が拮抗したチームとの連戦や遠征が多い新リーグを戦っていく中で、チームが常に成長していることを感じている。日野自動車戦を落としたが、この試合をターニングポイントにチームがまとまり、九州電力戦ではダイナボアーズらしいアグレッシブな内容で勝利できた」と話した。
今季のベストゲームには第6戦の九州電力戦を選出。「セットプレーが安定し、コンタクトエリアでも前に出続け、良い形で得点を重ねた。昨年度のリベンジができた」と理由を挙げた。
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