特別養護老人ホーム・大野北誠心園(東淵野辺)で17日、桜美林大学3年生による同施設での体験学習の報告会が開催された。
同施設は3年前から体験学習を通じて地域貢献に生かす同大の取り組み「サービスラーニング」に協力している。参加した学生15人は昨年10月下旬から1月上旬までの期間、1回ごとにテーマを決めて学習に臨み、利用者への聞き取りやスタッフの作業を見学して回った。はじめは認知症当事者との会話に慣れない学生たちも回を重ねるごとにコミュニケーションが取れるようになるなど成長の跡が見られたという。
報告会では参加した学生全員が取り組んだ目的、課題、考察または感想といった点で発表。主にスタッフの賃金についてや、ユニット(共同生活の場)による雰囲気の差があることなどへの指摘が挙がったほか、利用者とスタッフの適度な距離感に関心を寄せる声も。人員不足を指摘する声に対しては、現状での対応に不足がないことをスタッフが説明する場面もあった。
会を振り返り、村上博由施設長は「(参加した学生は)しっかり発表できていた。この経験を将来に向けて生かしてほしい」と話し、学生にエールを送った。
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