介護福祉業界の人材不足解消へ向け、市が主催する就職相談会が1月27日(土)、市立産業会館で開催される。午後1時30分から4時。
当日は、特別養護老人ホームなどの介護サービス事業所や、障害者支援施設などの障害福祉サービス事業所を運営する市内の35法人が参加。担当者に仕事内容などの相談をできるほか、ハローワークや就職支援センターの職員による就職活動の支援も行われる。
現場の実情は
市内で高齢者福祉総合センターを運営する(社福)上溝緑寿会の担当者は「やはり業界全体で人手不足というのは変わらないですね」と話す。厚生労働省による介護人材の需給推計(2015年)では、団塊の世代が後期高齢者となる25年を前に約38万人の職員が不足する見込みとなっている。
全国で人材の確保が課題となる中、相模原市においても地域の人材が強く求められている。こうした中で同法人では、介護に興味があれば無資格未経験者でも積極的に受入れを行い、出勤扱いで資格取得をサポートするなど独自の人材確保に取り組んでおり、実際に他業界から転職する人も少なくないという。
一方、特別養護老人ホーム・マナーハウス横山台などを運営する(社福)草加福祉会の担当者は、雇用確保へ向け「待遇改善を図りつつ、短時間就労や60歳以上の方などの採用に力を入れている」とする。同法人では、空き時間を利用し働く主婦などライフスタイルに合わせ多様な働き方をする職員も増えているという。
両法人は当日の相談会にも出展予定で、業界に興味のある人の参加を呼びかけている。相談会は入場無料。問合せは市高齢政策課【電話】042・769・8354へ。
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