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新たな動脈「東西道路」開通 「南北」に接続 利便性向上へ

社会

公開:2018年3月29日

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開通した東西道路を通る車両=26日正午過ぎ撮影
開通した東西道路を通る車両=26日正午過ぎ撮影

 相模総合補給廠一部返還地(以下返還地)で昨年8月から整備が進められていた東西道路が、26日正午に供用開始された。相模原駅と橋本駅周辺を一体的に整備する市の広域交流拠点整備の一環として、同4月に開通した南北道路に続く事業。両道路の接続により利便性の向上や周辺道路の交通渋滞緩和などが見込まれる。「補給廠返還」を実感できる2つ目の事業完了を受け、地域住民からは喜びの声が上がった。

 東西道路は向陽小学校東交差点から南北道路へと延びる全長約550mの片側一車線道路。道幅は11・5mで、南北道路に向かう片側にのみ歩道が整備されている。開通に伴い南北道路との接点は丁字路交差点として信号機が設置され、向陽小学校東交差点は丁字路から十字路に変更された。

 広域交流拠点整備事業において、東西道路はコンベンションホールなどの整備が検討されている返還地とスポーツ・レクリエーションゾーンが整備される共同使用区域の中間を通ることから、両エリアへの主要なアクセス道としての役割を担う。加えて、宮下、宮下本町地域をはじめとした補給廠付近の住民にとっては相模原駅へのアクセスの向上、朝夕の交通渋滞の緩和などの効果も期待される。市では将来的に交通量の増加を見込み、両道路を片側2車線へ拡幅する予定だ。

 開通初日となった26日は、正午を回ると近隣住民らが徒歩や自転車で道路を渡り、写真を撮る姿も見られた。宮下本町在住の円谷由治さん(65)は「駅のほうに抜ける道の渋滞がひどいので、少しでも緩和されれば」と話した。

 開通の4日前には、地元の小山地区自治会連合会が主催し記念の撮影会を実施。自治会関係者に加え中央区の小山秋彦区長も出席し、市の担当者からは道路の説明が行われた。記念撮影後、参加者は開通前の道路を歩いて渡り、新たな「動脈」の完成を実感した。

 同会の副会長を務め、30年以上にわたり地元自治会として「補給廠返還」の声を上げ続けていた星清次さん(74)は「ベトナム戦争の頃は戦車が並び機動隊との衝突もあった。あの頃を思うと隔世の感がある。地域住民にとって使いやすい道路となってほしい」と喜びをかみしめた。

 相模原駅北口については4月以降、スポーツ・レクリエーションゾーンの造成工事が行われるなど、広域交流拠点整備に向け今後も大規模な事業が続いていく。

道路の開通を祝う地元自治会の人々
道路の開通を祝う地元自治会の人々

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