中高年のメタボが社会問題化したこともあってか、「ヘルシー」や「カロリーオフ」、「糖質制限」といった言葉が広がる現代社会において、嫌煙され、肩身の狭い思いをすることが多くなった「肉」。しかし肉は、人間の体をつくり、動かす上で重要な役割を果たしている「筋肉」を語る上では外すことはできないだろう。
そこで今回は、「筋肉」と「肉」の関係について、小田急相模原駅そばのサウザンロード相模台商店街でスポーツジム「SOS T―Lab」を営む大森大さんに話を聞いた。
大森さんは、「筋肉」と「肉」の関係を語る前提として、糖質=ご飯をある程度食べることをすすめている。最近はご飯を抜き、肉だけを食べる人が増えているが、糖質はいわばガソリン。エネルギーとなる糖質がなければ、体を良く動かすことができなくなり、筋肉を動かすこともできなくなってしまう。モデルやボディビルダー、アスリートをめざす場合を除き、適度にご飯をたべることで糖質を摂取することがまず重要だと大森さんは話す。
その上で、肉は筋肉の素材となるたんぱく質であるため、トレーニングをした後に傷めつけた筋肉を回復させ、さらに大きくするために積極的に食べることをすすめる。大森さんのジムでトレーニングに取り組む人の食生活を覗いてみると、肉が足りていないことが多々あるという。また、いわゆる「筋トレ」をしていない一般の人でも、筋肉は日々動き、疲労しているため、疲労回復を促すためにも肉はしっかり食べたほうが良いという。
ただ、注意しなくてはならないのは、肉=たんぱく質は消化に時間がかかる。そのため、肉を食べてから運動をすると、胃に全身の血液が集まっている間にトレーニングをすることになるため、鍛えようとする筋肉に効率良く血液がいかなくなってしまう。肉は、運動後に、筋肉を補充するイメージで食べると良いということだ。「筋トレをしている人もそうでない人も『今日1日頑張った』という時に、ごほうび感覚で肉を食べると良いと思います。そうすると、体だけでなく、気持ちも元気になるはずです」
「筋肉」と「肉」の幸せな関係。皆さんもつくりませんか。
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