さがみはら中央区版 掲載号:2018年5月3日号
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こども食堂などに余剰食材を提供する団体「フードコミュニティ」の代表を務める 中臺(なかだい) 博さん 南区下溝在住 66歳

食材でつなぐ優しき想い

 ○…作りすぎた野菜や果物、賞味期限間近の食品などの提供を呼びかけ、集まった食材を市内で活動するこども食堂などに無償で配布。子どもの居場所づくりを維持する役割を担いつつ、フードロスの削減にも貢献する。それが代表を務める会員制団体「フードコミュニティ」の主な仕事だ。昨年度は延べ28カ所のこども食堂運営団体に、およそ590人分の食材を提供。2016年秋、4人の友人らと設立した団体は、今や市内で欠かせない存在となっている。

 ○…40年勤め上げた大手電機メーカーを定年退職後、地域との接点がほとんどないことに気づく。「何か地域に貢献できることはないか」、そんな思いから市主催の「防災マイスター養成講座」に参加。その後も「地域活動実践講座」「地域プロデューサー講座」などを立て続けに受講した。団体メンバーは講座を通してできた仲間たち。「皆が共通して役に立てることを考えた結果が、今の活動だった」と笑う。

 ○…消防車が好きで、市内の消防署を巡っては新車がお目見えすると写真を撮り、ブログにアップしていた経歴も。「子どもみたいだよね」と苦笑い。また、昔から映画鑑賞が趣味だったが、最近は活動が忙しく、なかなか映画館に足を運べない。それでも「今の活動が趣味みたいなもの。喜ぶ顔を見られるだけで生活にハリがでます」。

 ○…市内のこども食堂運営団体は、年々広がりを見せつつある。ただ、相互交流がまだまだ足りないというのが実感だ。例えば食品の管理の仕方やアレルギー対策など、共通の課題への対処についても「間に入って各団体を繋ぐ役目も担いたい」と語る。今や、FacebookなどのSNSも積極的に活用中。「若い世代にも知ってもらい、活動を継いでほしいよね」

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