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奨学金で学生応援 給付型 (社福)三光会が導入

社会

公開:2018年5月17日

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 特別養護老人ホーム・大野北誠心園(東淵野辺)など3つの福祉施設を県内外で運営する社会福祉法人・三光会(松田圭助理事長)はこのほど給付型の奨学金制度を立ち上げた。市内の福祉施設の運営法人が奨学金制度を運用するのは珍しい。

 この制度では、同法人の福祉施設で仕事をしながら毎月30000円の奨学金が支給される。仕事内容は施設の介護業務または介護スタッフの補助業務。週当たり20時間程度で、時給は1000円。資格手当や処遇改善手当も他のスタッフと同様に支給される。

 同法人では、大学進学をめざす若者が学業に専念し、併せて卒業までの学費に係る家計の負担も軽減できるようにと、返済の必要のない給付型の奨学金制度を発案。学生たちが介護の現場で高齢者と接することで様々な経験をしてもらうのと同時に、同法人では施設のケアの充実にもつながるものとして制度の運用に期待を寄せる。主旨に賛同した市内篤志家からの支援もあり、早速、今春から第一期生が採用され、スタッフの指導のもと元気に業務に励んでいるという。

 対象は奨学金を学費に充当することを希望する大学在学生または大学進学予定の高校生で、学校長からの推薦を受けた人の中から選定。卒業後の進路の選択は自由。今後は、10月からの後期採用についても検討を進めていく考えだ。

 松田理事長は「奨学金を活用する学生は多いが、その一方で返済に苦労している卒業生も多い。なるべく経済的不安を減らして、なおかつ学業の妨げにならないように環境を整備していきたいとの思いで立ち上げた。ぜひ、利用してもらえれば」と話す。

 同法人の施設は市内のほか町田市にもあり、勤務先を選べる。奨学金についての詳細および問い合わせは【電話】︎042・758・7733へ。
 

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