大野北公民館で15日、「みんなで考えるこれからの大野北」と題した学習会が地域住民ら37人が参加して開かれた。公共施設を複合化して鹿沼公園に移設する案を軸とする淵野辺駅南口の再整備について考えながら、大野北地区全体のまちづくりへの理解を深める目的がある。
当日は二部構成で行われ、はじめに「公園のまち淵野辺」をテーマに、雑誌「ランドスケープデザイン」発行人の丸茂喬氏のほか、東京都八王子市や世田谷区でまちづくりアドバイザーを務める保清人氏が講演。各氏が携わった公園を中心としたまちづくりの事例を示した。保氏は自身のプロジェクトの中で、街の一角に道行く人の休息を取る場としてベンチを置いたり、植栽して花壇を整備した活動を紹介。その際に行政と協力して実現した経緯を挙げ、淵野辺駅南口再整備を進める上での可能性に言及し「まちづくりを自分事にできるかが大事」と話した。
続いて実施されたワークショップでは、4つのグループに分かれて大野北地区の課題、魅力について議論。闊達に意見が交わされる中、結果発表では鹿沼公園を中心としたまちづくりを進めながら、大学、JAXAをはじめとする近隣の主要施設と連携していく必要性を確認した。丸茂氏は「人が集まることをポジティブに考え、魅力が高まるよう行政とどう協力していくかが重要」と今後の方向性を提言した。
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