100回目となる今年の「全国高等学校野球選手権記念神奈川大会」の選手宣誓は例年と異なり、立候補した学校から抽選で選ばれた。大役を引き当てたのは、上溝南高校の萩原誠人主将。「まさか自分だとは思わなかった。緊張するが正々堂々と務めたい」と意気込みを見せた。
萩原さんが野球を始めたのは小学2年生の頃で、友人に誘われ地元のクラブに入団。チーム一丸となってつかむ勝利と打ったときの快感に魅了され、ぐんぐんのめり込んでいった。座右の銘は「人一倍努力すること」。自主練習も積極的に行い、外野の要として守備だけでなく得意のバッティングに磨きをかける。
部では現在50人のメンバーをまとめている。信頼される主将でいるため、優しさと厳しさ両方を大切にしているという。「結果が出ないときは自分が主将でいいのかと悩んだが、話し合いを重ね、部員をまとめることができるようになった」とこれまでを振り返る。
同部は昨年から、部員らが主導で練習メニューや試合の出場メンバーを決める「ボトムアップ式」を取り入れている。その結果、学年問わず全部員が闊達に意見を交換できるようになり、部員同士の絆がより強くなった。
県大会に向け、「目標はベスト16。主将としてチームの緊張を解き、部員全員を引っ張りたい」と意気込む。高校生活最後の大会への決意を胸に7月8日、県内191校の代表として横浜スタジアムに立つ。
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