市はこのほど市役所前さくら通り地区について、景観形成重点地区への指定をめざす考えを示した。市独自の魅力を高めるための取り組みで、12月にも協議を始める予定。パブリックコメントの募集などを経て2021年1月には指定をめざす考えで、決定すれば市内で初の登録となる。
市役所前さくら通り地区とは、横山二丁目交差点からJR横浜線までの沿道の敷地をさし、毎年春に開催される市民桜まつりでは多くの市民で賑わう通りだ。市は10年に作成した景観計画でさくら通りを重点地区の候補地に挙げており、昨年11月には市が無作為に選んだ市民を対象とする「市内のお気に入りの景観」に関する調査を実施。「春の桜並木がきれい」「四季が楽しめる」などの理由で同通りが最も人気を集めたことから、市は「さくら通りを市民の誇りとして維持したい」と、重点地区への登録に向けた取り組みを本格化した。
現在、市は市全域を景観計画区域に指定しており、より積極的に景観形成に努める必要がある地区を景観形成重点地区と定めている。重点地区に指定されると、建築物の色彩などに地区独自の景観ルールを定めることができ、建物を建てる際には事前協議や届出などの手続きが必要になる。
市は景観ルールなどを検討する景観協議会の構成員を募集している。協議は12月から。11月16日(金)必着で、応募者多数の場合は抽選。応募の詳細は市建築・住まい政策課【電話】042・769・9252へ。
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