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テロ対策で初の図上訓練 市、五輪キャンプなど想定

社会

掲載号:2019年1月31日号

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テロが発生したことを想定し、市民への対応や情報の伝達などを図面を使って訓練する市職員ら=23日、消防指令センター
テロが発生したことを想定し、市民への対応や情報の伝達などを図面を使って訓練する市職員ら=23日、消防指令センター

 今年9月に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪などを見据え市は23日、テロ対策としては初となる図上訓練を行った。同訓練は市内3カ所でのオリンピック関連行事などでテロが発生した事態を想定。市職員や自衛隊、警察などの関係機関が地図などを使い、対応について確認した。訓練で浮かび上がった課題はマニュアル作成に生かしながら、開催時までにあらゆる状況に対応できるよう連携強化に努めていく方針だ。

 これまで市が行ってきた訓練は風水害対策が中心で、テロに関する訓練は県と合同で避難活動などの実働訓練を行った16年以来3年ぶり。今回のような有事の状況を再現して職員が具体的な指示を送るといった、ロールプレイング方式で行う図上訓練は初めて。W杯や東京五輪などを控え、前回訓練できなかったテロ発生時の職員対応を明確にし、各自で認識を共有するのを目的に今回図上訓練を行う運びとなった。

 訓練は消防指令センターで行われ、自衛隊や警察のほか11局3区役所の職員約230人が参加。夏休み中の日曜日に、各区の3カ所の施設でテロと思われる事件や事故が発生したという想定で行われた。

 中央区では海外の選手団が事前キャンプを行う、さがみはらグリーンプールで異臭騒ぎが起こったとの事態に設定。市民役の職員たちから問い合わせや通報の電話などが相次ぐところから訓練が始まり、職員らはそれらの対応のほか、収集した情報を速やかに関係機関に伝達するまでの流れについて、疑似体験を通して学んだ。そのほかにも、各局が管理する公共施設を利用する人への情報の周知、運営方針などもその場で協議し、有事の際に必要な対策を練った。

課題共有し連携強化

 訓練を終え、指揮を執った市危機管理局の担当者は「市民の安心・安全を第一に考えて常日頃から関係機関と連携を取り、万全の態勢を整えたい」と話した。

 参加職員からは、「自然災害ではないテロを想定した訓練は初めてなので、何をしていいか戸惑った」、「外国人が被災した際の対応はどうするのか」、「各局が収集した情報が一元化できていないのではないか」などの声が上がった。

 訓練後に浮かんできた問題は市危機管理局が吸い上げて集約。今後はそれらの課題を整理し、検証を重ねながらマニュアルを作成するなどして庁内で共有を図る。

 開催時期は未定だが、市はテロを想定した実働訓練を再度行う予定。市危機管理局の担当者は「これから作成するマニュアルなども用いて、反省点を生かしていく予定です」と話している。

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