３月は自殺対策強化月間。相模原市では、自殺予防や心の健康相談の専門ダイヤルを設置し、対策に取り組んでいる。
１年間の自殺者数は全国的に減少傾向にある。市内では２０１２年から１２０人台で推移しており、16年は92人と減少したが、17年に再び１２０人となり、昨年１年間では暫定値で76人と減少している。「人口規模では少ない方だが波があり、長期的にみていく必要がある。一喜一憂せずに引き続き対策していきたい」と市精神保健福祉センターの担当者は話す。
同センターによると、４月は自殺者が増える傾向にあるといい、今月は特に教育機関や図書館などにパンフレットやポスターを掲示し予防に努めている。また、自殺予防専門電話「”いきる”ホットライン」（【電話】０４２・７６９・９８００）を毎週日曜に開設。月曜から土曜は「こころの電話相談」（【電話】０４２・７６９・９８１９）で相談に対応している（いずれも午後５時〜10時）。同センターでは「悩んでいたり苦しいことがあったら１人で抱え込まず、身近な人に話したり、相談ダイヤルの利用を」と話す。加えて「身近な人が悩んでいたら声をかけてあげてほしい。無理に励まさず、まずは話を聞いてあげて」と呼びかけている。
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