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南極から「ただいま」 相模女子大中・高 新井教諭

教育

公開:2019年4月11日

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南極授業のリーダーに囲まれ笑顔の新井教諭(中央)
南極授業のリーダーに囲まれ笑顔の新井教諭(中央)

 教員南極派遣プログラムの一員として、第60次南極地域観測隊の夏隊に同行していた相模女子大学中学部・高等部の美術教諭・新井啓太さん(35)が3月21日に帰国し、30日に同校で報告会を行った。

 このプログラムは、国立極地研究所、公益財団法人日本極地振興会が主催。毎年、全国から2人の教員が派遣されている。

 新井教諭は昨年11月に日本を出発。オーストラリアを経由して砕氷艦「しらせ」に乗船し、12月に南極の昭和基地に到着した。その後は様々な研究チームに同行し、見識を広めていったという。

 1月には、教員派遣の主な役割の一つである日本と南極を衛星でつなぐ「南極授業」を、相模女子大学中学部・高等部で実施。「一方的に南極から情報を送るのではなく、日本から応援の気持ちを送ってほしい」との思いで日本を出発する前に新井教諭が企画したライブパフォーマンスも、生徒が主体となって準備を進め、成功させていた。

 「美しい桜に囲まれて、南極を語る」と題した報告会で新井教諭は、南極の地で撮影した美しい風景や、ペンギンやアザラシなどの写真と動画を披露。人工物がないため、風がやむと無音の世界になること、刻一刻と変化していく美しい風景に感動したことなどを話した。

 また、南極授業については、日本で中心となって活動していた生徒や同僚教諭などに質問。生徒らが準備の苦労や当日の様子などを報告すると、真剣に聞き入りながら「準備も含めてどう動くかが南極授業だと思っていた。そういう点では予想以上に素晴らしい出来だった」とねぎらった。

 21日に帰国したばかりで「まだ文明生活になれていない」と苦笑した新井教諭。「南極はすべてのスケールが大きく、自分の存在の小ささを実感させられた。これまでこだわってきたことが些細に感じられ、自由になれた気がする」と南極での生活を振り返った。
 

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