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相模湖漕艇場 2千mにコース延長 利用増で地域振興へ期待

スポーツ

公開:2019年5月16日

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 2020年東京五輪・パラリンピックでカナダボートチームの事前キャンプ地が相模原に決まったことに伴う県立相模湖漕艇場(緑区与瀬)のボートコース改修工事がこのほど完了し、従来の1000mから2000mへと距離が延長された。改修は地元の要望などにより実現したもので、世界の主流である2000mコースの会場が近隣には少なく、「全国規模の大会が誘致できるほか、世界をめざす大学や実業団の合宿の利用なども増え、地域振興につながる」と関係者は期待する。

 相模湖漕艇場は、1955年に開場。64年の東京五輪ではカヌー競技の会場として使用された。98年のかながわ・ゆめ国体の漕艇競技会場となった際に再整備が行われ、94年に管理棟・艇庫が、97年に国体用の1000mコースが完成している。

 昨年1月、東京五輪でカナダボートチームが相模湖を事前キャンプ地とすることが決まった。さらに、パラリンピック日本代表チームも事前合宿を行うことになったことから、県はコース距離の延長を決定。昨年9月から工事を行っていた。

 日本ボート協会は、同会が定めるコース規格規定に基づき、国際大会を開催できるA級、国内全国規模大会を開催するB級、地域大会レベルを開催するC級と3階級に分けてコース認定をしている。現在、相模湖漕艇場はC級認定を受けている。

 今回の改修では、コースが1000mから2000mに延長されたことに加え、高さ約5mの決勝審判員席などが新たに設置された。この改修で県は、同会にB級を申請している。認定されれば、全国規模の大会も開催できるようになるという。

 ボート競技の世界での大会は、1000mが多い国内と違い、2000mが主流。2000mコースは関東近隣に極めて少ないため、今後は大会の開催だけでなく、大学や実業団など世界の舞台をめざす選手らの合宿や練習場に利用されることが想定され、地域振興に一役買うことが期待される。県は、「今後、多くの方に様々な形で相模湖漕艇場を利用していただけるよう取り組んでいきたい」と話している。

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