神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

音楽療法士小林朱見さん 「音楽」通じて支え続ける 利用者の「心」をサポート

社会

公開:2019年9月5日

  • X
  • LINE
  • hatena
津久井やまゆり園関連の施設「ファンファン」で音楽を楽しむ小林さんと利用者
津久井やまゆり園関連の施設「ファンファン」で音楽を楽しむ小林さんと利用者

 音楽療法士として活動する小林朱見さんは、音楽を通じて津久井やまゆり園(緑区千木良)の関連施設と交流を続けている。

 小林さんは2013年から毎月2回程度、津久井やまゆり園の関連施設を訪れ、障害者も扱いやすい楽器を使った演奏や歌、ダンスを一緒に楽しむことで心を通わせる音楽療法「みゅうじっくぼうる」を行っている。「音楽で利用者の方が感じるストレスを発散できる上、心身機能の向上にもなります」と笑顔を見せる。

 事件の前日も同園で活動を行っていた小林さん。事件のニュースを見て「信じられなかった。何が起こっているのか」と混乱した当時を振り返る。事件直後には「私にできることが少しでもあれば」といても立ってもいられず、園舎の体育館で一緒に歌いピアノを弾くなど、音楽の力で利用者の心の傷を癒すことに尽力。「効果は少なかったと思う」と肩を落とすが、利用者たちは一緒になって歌ってくれた。

 同園関連の別の施設では「なるべく早くいつも通りにしたい」と、事件後中止していた活動を3週間後に再開。「利用者の方々に音楽を楽しんでほしい」という思いで、現在まで途切れることなく精力的に続けている。

 同園は21年に千木良の施設の建て替えが完了する予定で、その後は芹が谷と両拠点となる。「千木良で再生したやまゆり園で、またみゅうじっくぼうるを続けたい」と未来を見据える小林さん。今後は年に一度、障害者をはじめ、誰でも参加できるコンサートの開催などを通じ、「共生社会実現への一助になれば」という思いを込めて、支援を続けていくつもりだ。

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

花で地域つながる

花で地域つながる

清新中と社協が連携

4月25日

酒気帯びで議員辞職

酒気帯びで議員辞職

田崎氏

4月25日

駐車場がない!衣料店が解決

「田名にもう一度鯉のぼりを」

「田名にもう一度鯉のぼりを」

有志がGWにイベント

4月25日

変わりゆく花火大会

供用10年

田名バスタ

供用10年

4月25日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook