宮本さんご自身について教えてください
―ビル創業と時を同じくして、地下1階の「メイプルホール」もスタートしました。私は2005年頃に入社し、現在は当ホールの代表取締役として企画・製作・運営、全般的に関わっています。
自身が思うホールの役割とは?
―プロのアーティストを招いた月1〜2回の商業ライブが軸ですが、当ホールは地域の文化・芸術の拠点としても利用されてきました。たとえば、ピアノ発表会は月1度ほど、ダンスなどの発表会は春秋を中心に立て込みます。音楽愛好家だけに開かれた高尚な場所、ではなく、地域の誰もが利用できる場所でないと、これからの時代はやっていけません。当ホールは発表会やカルチャー教室のほか、フリーマーケットやマルシェの会場としても開放しているので、他施設ではできない使い勝手の良さが自慢です。
30周年に向けての意気込みは?
―商業ライブと地域開放、これらの両輪をより強めるとともに、若い世代にもっとホールのことを知ってもらうことが当面の目標です。現在は外壁工事中ですが、レトロな外観はけっこうSNS映えするんですよ。どんなきっかけであれ、地元にこんな多目的ホールがあるのだと知ってもらえたらいいですね。