神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

握りずし 届け続けて50年 鮨商組合に県から感謝状

社会

公開:2019年11月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
花束を手に笑顔を見せる鮨商組合の組合員と施設の入所者
花束を手に笑顔を見せる鮨商組合の組合員と施設の入所者

 相模原鮨商組合(紅林秋男組合長)の組合員が7日、県立の障害者支援施設「さがみ緑風園」(南区麻溝台)を訪れ、握りずしの出張サービスを行った。この催しが始まったのは、同施設の開所から3年目にあたる1969年。以降、園の移転を経ながらも途切れることなく、記念すべき50回の節目を迎えた。

 この日、出張サービスに訪れたのは9人の職人。ほとんどが20年以上に渡り同施設を訪れているだけあり、事前に仕込んできた新鮮なネタを、熟練の手さばきで鮮やかに握っていく。「こうしてみんなで一緒に握るのは年に1回、この場所だけ」と笑う紅林組合長。それでもまさに「阿吽の呼吸」、誰一人手が止まることがない。利用者の好みやアレルギー、嚥下機能の状態にも細かく対応。入所者や職員が興味津々の眼差しを送る中、1時間ほどで約70皿の握りずしが完成した。

 次の目標は100回?
 鮨商の出張サービス


 その後には式典も開かれ、同施設の弘末竜久園長は「園が力を入れている緑風園祭が49回。それよりも多いことに驚いている。皆さんが来てくれる日は、入所者が心待ちにしている特別な1日。100回まで続くことをお願いしたい」とあいさつ。黒岩祐治県知事から届いた感謝状を紅林組合長に手渡した。

 入所者からも花束を受け取った紅林組合長は「組合員が協力してくれるからこそ続けられた。なんとか自分が生きている間は続けたいね」と笑顔で話していた。
 

花束を手渡され笑顔を見せる紅林組合長
花束を手渡され笑顔を見せる紅林組合長

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

過去最多53万人来場

市民桜まつり

過去最多53万人来場

市制70周年 華やかに彩る

4月18日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月18日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月11日

障害者支援の窓口開設

障害者支援の窓口開設

区内初「キーステーション」

4月11日

老木対策で維持管理

老木対策で維持管理

さくら通りの並木

4月4日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook