清新小学校内の遊び場「冒険の森」の木を一部伐採して清新公民館の駐車場を拡張する計画に対し同校卒業生らを含む地域住民が反対していた問題で、市は13日、工事の中止を正式に決定したことを発表した。
清新公民館の大規模改修事業のうち昨年度から実施してきた公民館駐車場の増設工事をめぐっては、地域住民の要請を受け市が住民説明会を行った後、「子どもたちの遊び場が減る」といった保護者からの苦情が相次いだことから一旦保留にして再検証することを表明。その後も地域住民や同校卒業生から拡張への反対を求める要望書が提出されるなど混迷を深め、対話路線を掲げる本村賢太郎新市長の方針のもと、さらなる再検証が進められていた。
そうした中、近隣のコインパーキング6台分が地権者や管理会社の協力で公民館の提携駐車場として共用できるようになった上、利用時間に応じて専用のサービスコインを交付することで利用者が費用負担をせずに公民館を利用できるようになったことから、同校敷地内に駐車場を整備する必要性がなくなったため工事の中止が決まった。
中止の決定を受けて市は、13日のまちづくり懇談会で出席者に内容を報告したほか、14日には同校の全保護者に対し中止について記した文書を配布した。市のホームぺージにも掲載している。
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