2012年のチーム発足から7季にわたり指揮をとった菅野将晃監督に代わり、野田朱美監督が就任したノジマ。なでしこリーグ1部3年目、満を持して優勝を目指し始動したが、10チーム中、7位と昨季の3位から大きく順位を落とした。
新たに加入した選手は9人。その中でも1部リーグの経験が豊富なDF櫻本尚子、MF中野真奈美は攻守の軸となり、ノジマの屋台骨を支えた。櫻本は公式戦全試合に先発、中野はチームトップのリーグ戦6ゴールをあげたほか、自慢の左足から多くのチャンスを生み出した。新卒組では日本代表選出経験もあるDF大賀理紗子が開幕から先発に定着。そのほか、MF佐々木美和、平田ひかりはドリブルやスピードといった個性でチームを助けた。
リーグ戦は18試合で6勝1分11敗。野田監督が掲げた「11人全員が攻守に連動するサッカー」が見られる場面もあったが、結果が伴わない試合が多く、浮上のきっかけをつかめなかった。リーグと並行して開催された「なでしこリーグカップ」では初の決勝トーナメント進出を果たしたが、準決勝でINAC神戸レオネッサに1対2で惜敗。11月からの「皇后杯」では準々決勝まで駒を進めるも、またも神戸相手に涙をのんだ。
15年から主力だったMF田中陽子が6月に、下部組織から初めてトップチームに昇格したMF田中里穂が8月に、それぞれスペインと山梨に新天地を求めた。11月末には野田監督が今季限りで退くことが発表された。12月9日現在、後任は未定となっている。
MF松原に期待
大卒2年目のMF松原有沙は、調子を落とした時期もあり6月のワールドカップ出場は逃したが、年間を通して女子日本代表に選出された。中盤での守備、思い切りのよい攻撃参加やキックの精度は国内随一。来季は東京五輪を控え、更なる活躍が期待される。
さがみはら中央区版のローカルニュース最新6件
「念願」給食室が完成4月26日 |
|
駐車場がない!衣料店が解決4月25日 |
|
変わりゆく花火大会4月25日 |
|
|
<PR>