1月2日(木)・3日(金)に開催される「第96回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)」(関東学生陸上競技連盟主催)。淵野辺にある相模原キャンパスを練習拠点とする青山学院大学は、12月16日に東京都渋谷区の青山キャンパスで壮行会を行った。昨年、東海大学に5連覇の偉業を阻まれた悔しさを胸に、V奪還へ士気を上げる。
壮行会に臨んだ16人の登録メンバーのうち、5人が相模原キャンパス在籍。原晋監督も昨年4月から同キャンパスの地球社会共生学部の教授を務めている。
壮行会では、今季主将の鈴木塁人選手(4年)があいさつ。「昨年は総合2位という悔しい思いをし、次こそ優勝と1年間やってきた。今回が最後なので笑顔で終えたい」と意気込みを語った。原監督も壮行会後に行われた記者会見で選手たちに期待する点を聞かれ、「むしろ期待しかない」と力強くエールを送った。
青学は前哨戦とも言える昨年10月の出雲駅伝で5位、11月の全日本大学駅伝では2位、と順位を上げてきている。「夏合宿を経て4年を中心に成長してきた」という鈴木主将の言葉通り、11月に行われた競技会(1万m)では、トップ30に青学から出場校最多の8人がランクインした。
今回の注目のひとつは、”山”の上り下りを担う2選手。昨年、上りの5区を務めた竹石尚人選手が今回のエントリーから外れ、下りの6区を務めた選手が卒業したためだ。また、エースと名高い岸本大紀選手にも熱い眼差しが集まる。1年生ながら出雲駅伝では2区を疾走し区間賞。記者会見では「同世代では自分が一番だと思って走っている」と自信をみなぎらせた。
地元商店街も熱視線
淵野辺駅北口の商店街「にこにこ星ふちのべ商店会」も、今年のチームの動向に期待を寄せる。同商店会と同大陸上部は交流があり、2015年時の優勝以来、選手らを招き4年連続で祝賀パレードを実施している。前回の箱根駅伝前には同商店会の精肉店「肉のハッピー」が選手にメンチカツを提供した。同商店会の萩生田康治会長は「昨年はパレードが行えず非常に残念だったが、今年はできるよう、もう準備は進めている。明るいニュースが聞けるよう、精一杯応援したい」と熱を込めた。原監督も記者会見で、「(同商店会には)大変お世話になっている。毎年行っていただいている優勝パレード、次こそは再開させたい」と話した。
青学のカラーであるフレッシュグリーンのユニフォームは一番に大手町に現れるのか。令和初の箱根駅伝の火ぶたは2日午前8時に切って落とされる。
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