ラグビートップリーグ(TL)が1月12日(日)に開幕し、13年ぶりのTL参戦となる地元・三菱重工相模原ダイナボアーズは初戦でNTTドコモレッドハリケーンズと激突する。花園ラグビー場(東大阪市)で午後2時キックオフ。両者は一昨年のTL入替戦で昇格を果たしたチーム同士だが、新戦力の加入によりチーム全体の底上げを果たした重工にとっては今後のリーグ戦の行方を占う意味でも大事な一戦になりそうだ。
今季の重工の陣容は、土佐誠選手がキャプテンを継続して務めるほか、BK(バックス)の要でチームの支柱的存在であるマイケル・リトル選手も残留するなどチームの骨格を維持。その上で、新戦力としてイングランドリーグでプレーしたSO(スタンドオフ)のジェームス・ウィルソン選手をはじめ、日本代表選出18回を誇るPR(プロップ)の川俣直樹選手が豊田自動織機から移籍するなどFW(フォワード)、BKともに底上げを進め、既存選手との融合によるチーム強化を図ってきた。昇格に導いたグレック・クーパーHC(ヘッドコーチ)も今年で就任3年目を迎え、選手・スタッフともに万全の体制でリーグ戦に臨む。
重工のTL参戦により、地元ファンも楽しみが増える。18日(土)の第2節では、町田市を本拠地とするキヤノンイーグルスとの「相武ダービー」が秩父宮ラグビー場で行われるほか、25日(土)には市内初のTLホーム戦としてパナソニックワイルドナイツを相模原ギオンスタジアムに迎え撃つ。キヤノンには日本代表の田村優選手、パナソニックには同じく堀江翔太選手らが所属するなど昨年のW杯で活躍したトップレベルの選手たちを間近に見ることができる。開幕を前に土佐主将は、「チャレンジャーとして全力で戦いますので、応援よろしくお願いします」と話し、意気込みを見せた。
13年ぶりの思いを乗せ、重工が地元ファンにどんな戦いを見せてくれるのか。今から目が離せない。
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