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神奈川なでしこブランド 区内から2社認定 細かな需要への対応評価

社会

掲載号:2020年2月6日号

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今後は「自分と同じような潜在美容師と共に事業展開をしたい」という唐沢さん(上)南区への出店や幼稚園・保育園への仕出しも行っている坂元さん
今後は「自分と同じような潜在美容師と共に事業展開をしたい」という唐沢さん(上)南区への出店や幼稚園・保育園への仕出しも行っている坂元さん

 女性が開発に貢献した優良商品(モノやサービス)を認定する神奈川県主催の「神奈川なでしこブランド」事業でこのほど、区内から「Trip hair salon HINATA」(妊婦など外出が困難な女性を対象とした出張カット/横山台)とLOV(アレルギー対応の米粉シフォンケーキ/星が丘)の2社が選ばれた。

 同事業は女性の活躍を推進するもので、今年で7回目。これまで131件のなでしこブランドが誕生。市内では第3回時に2社が認定を受けて以来、4年ぶりとなる。

 HINATAの唐沢あみさんは、昨年3月に同事業を開始。市内や隣市などが出張範囲で、近隣なら出張費(交通費)は求めず、施術費も手頃な価格に抑えている。またできるだけ美容院と同じサービスを提供するため、移動シャンプー台を持参して施術を行う。

 始めたきっかけは、現在小学1年生の長男を妊娠したときのこと。美容師として区内で働いていたが、カラー剤のにおいが耐えられなくなり、現場を離れた。つわりも重く、思うように外出できない日が続いた。「髪を切る、髪色を変えるということは心も晴れやかになる行為。妊娠や子育てで美容院に行けない、自分と同じ境遇の女性が他にもいるのではと思った」と当時を振り返る。事業を立ち上げると「切迫早産で動けなかったので助かる」「子どもが泣いたとき、気兼ねせずに授乳できるのがいい」という感謝の声を受け需要を確信した。

 LOVの坂元智香さんは、認定の第一報を受け「自信はあったが、まさかと驚いた」と喜びをあらわにした。星が丘にパン屋「米来(べえぐる)」を構える坂元さん。店名通り主力は米粉で作るベーグルだが、販売開始以来約10年、高い人気をもつのが米粉シフォンケーキ「siffone(シフォーネ)」。一般的なシフォンの軽い口当たりと違い、豆乳のずっしりもちもちした食感が特徴だ。

 身近にアレルギーに悩む人がいたわけではないが、「おいしいものを、みんなが食べられないのは嫌」という強い思いで店を立ち上げた。このシフォンは小麦粉・卵・乳製品を一切使用していないグルテンフリー。アレルギーで市販のケーキが食べられない子を持つ家庭の悩みに応える一品だ。

 評判で客が増えてくると、食物アレルギーだけではなく、「腎臓病患者用に塩抜きのはないの?」「糖尿病の人用に砂糖なしのお菓子が欲しい」などの切なる声が集まってきた。「ないの?と言われたからには作ってあげたい。相談していただければ、できる限り希望を叶えた商品を提供します」と坂元さん。現在店舗は毎週土曜のみの営業だが、これからも食事に苦しんでいる人に寄り添い、「食べられない、を食べられる、に180度変えていきたい」と熱く語った。

 それぞれの問い合わせについては、HINATA【電話】042・719・0888、LOV【電話】042・719・1722へ。
 

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