東京シティ・バレエ団に所属し、バレエダンサーとして活躍が期待される 小泉 香央里さん 緑区橋本台在住 21歳
”自分のバレエ”求め、研鑽
○…名門「東京シティ・バレエ団」の若手ダンサーが研鑽するTCBスタジオカンパニーから昇格し、3月から同バレエ団の「アーティスト」という立場で演技に磨きをかける。「まだ実感が湧いていないけれど、プロのプレッシャーは感じている」と襟を正し、「良きライバルとして一緒にレッスンをしてきた同期の子たちに負けたくない。自分の良いところを伸ばし、周りの良いところは取り入れていきたい」と抱負を語る。
○…橋本出身。バレエを始めたのは7歳。橋本クラシックバレエスタジオでレッスンに励む姉を見て自身も入会し、笹田佳予子氏に師事した。「年一回の発表会が楽しみで。終わるとまた次に向けて一から頑張ろうって」。踊り方、音取りなど十人十色のバレエ。「レッスンだけでは上達しない。自分と向き合い自分をどう見せるかが大切。先生の教えを研究し、成果が出た時が楽しい」。加えて負けず嫌いな性格も基礎の反復が不可欠なバレエに向いた。
○…古巣のバレエ教室と橋本のカルチャースクールでは講師としての顔も。「足りない部分は補い、得意なところは伸ばしてあげたい。将来バレリーナになってくれたらいいな」とにっこり。団で励むプロの稽古は、指導者としての目線でも学びになっている。そして、「後輩に良い刺激を与えられるように」と自身の成長も誓う。
○…「演じる役によって踊り方は変わってくる」。一つひとつの所作や表情で役に違いを生み出す。「何を表現しているのかを観る人にわかってもらうことが必要。どんな役でも踊れるようなダンサーになりたい」。夏に大きな舞台を控え、苦手な体幹や筋力トレーニングにも励む毎日。愛嬌のある笑顔の中に、プロの顔をのぞかせた。
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