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市立小5年嘉手納さん フェイスシールドを寄贈 200個を手作り

教育

公開:2020年5月21日

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本村市長に手作りのフェイスシールドを手渡す嘉手納杏果さん(右)
本村市長に手作りのフェイスシールドを手渡す嘉手納杏果さん(右)

 新型コロナウイルス感染症対策に役立ててほしいと、市立桜台小学校(南区)5年生の嘉手納(かでな)杏果(ももか)さんが8日、自作したフェイスシールド200点を相模原市に寄贈した。市は、無症状患者や軽症患者が療養する宿泊療養施設で活用するとしている。=中面にコロナ関連記事

 休校中に自宅で新型コロナウイルス感染症に関するニュースを見て、「一人でも多くの命を救いたいと思った」と話す杏果さん。医療や介護の現場で足りないとされるフェイスシールドを作りたいと、母・佐知子さんにお願いしたという。「外出できない中で、これも福祉の勉強になる」と佐知子さんも考え、インターネットなどで情報を得ながら4月中旬から作業を始めた。

 材料に使ったのは、ホームセンターや100円ショップで購入したプラスチック製のカードケースや、ポリウレタンの付いた隙間テープなど。硬い素材や柔らかい素材、頭の後ろの留め具に紐やマジックテープを用いるなど、試行錯誤を重ねながら数パターンを考案した。3週間ほどかけて250個を作成し、一つ一つを消毒。個別包装も行った。また全ての袋に「感染しませんように」と手書きのメッセージも添えた。そのうちの50個は座間市の高齢者施設に寄付したという。

 8日には寄贈式も行われ、同校卒業生でもある本村市長は「このフェイスシールドで多くの命が助かると思うし、現場の皆さんも喜んでくれると思う」と小さな後輩に謝辞を述べた。

 実は杏果さん、「からまないハンガー」を発明し、全国でも僅かしかいない特許を所持する小学生。その活躍はテレビなどでも数多く取り上げられた。「今回も大好きな工作で感謝してもらえてうれしかった。命を救うために役立ててもらえたら。次はマスクも作ってみたい」と話していた。
 

手書きのメッセージも
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