淵野辺駅北口を中心とする商店街・にこにこ星ふちのべ商店会(萩生田康治会長)はこのほど、新たな情報発信拠点となるユーチューブチャンネルを開設した。会主催のイベントに出演するなどなじみ深いアーティストたちによる発表の機会の創出や、催事動画などを随時配信していく方針。会では動画配信により、今後のイベントの在り方や地域と人とのつながり方などを模索していきたい考えだ。
コロナ機に進展
開設されたのは「宇宙に一番近い町にこにこ星ふちのべチャンネル」。1日から配信が始まった。
開設をめぐっては、以前からユーチューブやインスタグラムなどを活用して商店街の魅力やイベント情報をアピールする構想は練られていたものの進展には至らない中で、新型コロナウイルス感染症拡大により、あらゆるイベントが中止となる事態に。これを機に、イベントに出演していた地元アーティストやアイドルたちの発表の場をつくることや、外出自粛要請で家庭での時間が増えたことで動画などを配信したり、閲覧するケースが増えている現状を受けて再検討され、開設が決まった。
チャンネルでは出演者がコロナ禍での活動や地元への思いをアピール。プロの演奏やパフォーマンスを披露してもらいながらファンの獲得につなげるとともに、チャンネルの周知を図る。併せて、通常なら開催されるはずだったイベントの過去の様子も配信。今は市外に暮らす地元の人たちにもイベントを見てもらうことで、会や淵野辺の存在を示す狙いもある。
配信が軌道に乗れば、地元住民らなどを含め出演者の幅を拡大させる予定。自粛中の家庭での時間の過ごし方や、コロナ禍で新たに始めた取り組みなどを紹介しながら、地域内での交流も図りたい考えだ。
チャンネルの開設を受け、萩生田会長はコロナ禍で今後は集まらなくてもイベントが楽しめる仕組みや、動画で新しい交流機会を創出していく構想に触れた上で、「イベントに限らず、さまざまな形で淵野辺の魅力を発信するツールの一つにしていきたい」と話し、開設によって生み出される新たな可能性に期待感を示した。
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