神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「戦う姿、後輩に見せる」 昨夏4強 相模原高校

教育

公開:2020年7月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
壮行会で行進する濱口主将=18日、相模原高校
壮行会で行進する濱口主将=18日、相模原高校

 神奈川の「四天王」と定め、打倒を目指してきた東海大相模・横浜・桐光学園・慶應。その一角である横浜を撃破し、4強に名乗りを上げた昨夏の躍進は記憶に新しい。

 コロナ禍は春季大会に向け佐相眞澄監督(61)がメンバーを選ぼうとした矢先のことだった。3月から部活動は休止。練習は個々に委ねられた。「まだ可能性はある。甲子園を諦めるな」。佐相監督は選手たちに言い続けた。しかし、無情にも夢の舞台は、挑戦する道すら閉ざされた。

 「さあここから、という時に止まった。落胆はあった」と濱口優太郎主将(3年)は振り返る。しかし、選手たちは代替大会の可能性を信じた。集まれない期間は会議アプリ「Zoom」などを駆使してオンラインで意思疎通を図った。個々で練習に励み、その内容や目標は「LINE」で共有。切磋琢磨しあった。

 「自分たちは『甲子園一勝』を目標に掲げてきた。それが無くなった」。ならば、これからの目標をどうするのか。濱口主将を中心に選手らは話し合った。そして出した答えは、「ブレないでいこう」。「自分たちは『甲子園一勝』という目標を果たせなくても、後輩に戦う姿を見せることで伝えられることがある」。目標を叶える場は失ったが、それを目指した自分たちの背中を後輩に見せることはできる。選手のモチベーションが下がることはなかった。

 同校は県内屈指の進学校としても知られる。佐相監督はオンライン会議で3年生に、「代替大会の可能性はありそうだが、引退して進学に切り替えてもいい」と投げかけたことがあった。濱口主将は答えた。「皆、気持ちは決まっています。全員で参加します」

 「今、チームは一致団結している。束になって良い雰囲気で向かえる。一つひとつ目の前の勝ちにこだわり、その延長で優勝できれば」と大会へ向け濱口主将は意気込む。佐相監督は「やってみないとわからない」と練習不足への不安を見せる一方、「夏本番に強いのがうちの良さ」と、自主性に委ね信じた選手の成長に期待を隠さない。
 

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

泣き相撲参加者募集

亀ヶ池八幡宮

泣き相撲参加者募集

5月26日(日)

4月24日

児童がキャラ考案

富士見小

児童がキャラ考案

地元産キウイの普及へ

4月23日

新人にマナー研修

「とぶ」生き物が集合

「とぶ」生き物が集合

ふれあい科学館で企画展

4月20日

恒例の「ぷちまるしぇ」

恒例の「ぷちまるしぇ」

4月28日、横山台で

4月19日

人気の「溝の朝市」

上溝商店街

人気の「溝の朝市」

4月21日開催

4月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook