相模原市薬剤師会の会長に就任した 大岡 元さん 南区相模大野在住 54歳
身近な「健康相談所」に
○…前任の小川護会長の右腕として、副会長を6年歴任。「覚悟はできていた」という通り、理事20人から互選され、相模原市薬剤師会の新たな舵取り役に就任した。実は父・敏さんも三代目の会長を務めた。特に感慨はないとしながらも、「飾られている歴代会長の写真の中に、親子で並ぶのは照れ臭いかな」
○…相模原市薬剤師会の会員は7月7日時点で308人。主な事業は、市民向けの薬の相談会や薬物乱用防止などの啓発・相談活動、休日夜間に業務を行う調剤薬局の運営、学校薬剤師として環境衛生検査活動に携わるなど、多岐にわたる。また救急時には医療救護活動にも参画。東日本大震災時には福島県で活動を行い、今年はダイヤモンドプリンセスの乗組員に薬を調剤するため、会員が派遣された。「薬剤師会といわれても馴染みがないかもしれませんが、様々な活動をしているんです」と胸を張る。
○…読売巨人軍の原辰徳監督が、東海大相模高校で甲子園に出場し、プロ入りするまでの姿を身近に見ていた世代。「小学生の時は、同じようにサガミに行って、プロ野球選手になるのが夢だった。周りもみんなそうだったと思うよ」と笑う。それが気づけば薬剤師の道へ。昭和26年から相模原に根差す大岡薬局で、祖父、父に続く三代目として店を切り盛りする。趣味は今も野球観戦。「今年も一度くらいはスタジアムで、生の迫力を感じたいよね」
○…自宅療養や介護の分野など、現在は多くの薬剤師が訪問事業に携わる。「薬局や病院だけでなく、多くの業種と連携していく必要がある」と力強く語る。また、健康相談も薬局の重要な役割と考える。「ぜひ、かかりつけ薬局を作っていただきたい。きっとお役に立てると思います」
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