「相模原に名物を」を旗印に、合同会社わざあり(南区)はこのほど開発した相模原産にんにくを使用したオリーブオイルをPRし、地産地消の普及に取り組んでいる。
開発した商品の名は「にんにくオリーブオイル我力」。農業体験施設・モナの丘の協力の下、同施設で販売している黒にんにくの栽培過程で商品にならないものへの有効活用について相談を受けたのが契機に。石井さんはコレステロールを低下させる働きがあるアホエンがにんにくの化学変化によって生成されることを知り、海老名市の県立産業技術総合研究所の分析で確証を得たことから商品開発に乗り出す。そこでアホエンと相性の良い油を研究した結果、オリーブオイルに行き着き、試行錯誤の末、相模原産にんにくでの商品化にこぎつけた。
このオリーブオイルは地元産品を扱うサガミックス(ボーノ相模大野内)などで販売され、客からの直接反応が来ることがうれしいという石井さん。次の展開こそ、「相模原に名物を」。「相模原産の食材を使って、また商品を開発して発信したい」と目を輝かせる。