アメリカンフットボールの日本最高峰・Xリーグ所属のノジマ相模原ライズは10月24日(土)、昨年の覇者・富士通フロンティアーズと今季初戦を迎える。城ヶ滝一朗・新ヘッドコーチの下、どんな戦いを見せてくれるのか。そのチームづくり、そして悲願の日本一への思いなどを聞いた。
――現在のチーム状況は。
今季初戦が富士通に決まり、日本一になるには一番崩したい相手だったのでチーム全体でモチベーションが上がっている。選手たちのコンディションも良く、大きなけが人もなく、万全の状態で臨める。
――新主将の笠井英治選手にはどんなチームづくりを求めたのか。
笠井には日本一にふさわしいチームになるための行動を求めた。規律はもちろん、練習態度、練習への姿勢、普段からの生活、仕事もしっかりやる、人のために動き周りからも認められる存在になるなど、すべてにおいて日本一にふさわしい人間が集まっている、そんなチームづくりをと言い続けた。選手それぞれのケアはコーチたちが引き受けるので、主将、副将には後ろを振り返らず、目標の日本一に向かって前を向いて走り続けなさいと伝えている。
――どんな戦いを見せたいか。
力強く堅実な試合をしたい。一か八かのビッグプレーよりも、確実に陣地を進める、フィールドポジション(攻撃開始地点)を良くし、地味でも確かなフットボールをめざしたい。
――選手の状況は。
今季は17人の選手が新加入した。クォーターバック(QB)の新外国人選手が新型コロナウイルス感染症による渡航制限で開幕戦には間に合わないが、当面、QBは17小林貴紀、8有馬陸でいく。期待する選手としては、日本人枠の20デレク アキラ ウィリアムス、練習で目を引く24織田裕樹、0浦本剛は即戦力。キャプテンの78笠井、44小宮洋平のほか、特に85八木雄平にはプレーもそうだが、精神的支柱としても期待している。2宮幸崇、25東松瑛介、90伊倉良太は安心して見ていられるし、頼れるプレーヤー。それにムードメーカーの5田中喜貴、7リー・ハイタワー、18増山純季にも期待。3佐久間徹はチーム1、2位を争うアスリートでポテンシャルの高さが光る。52流正太朗、26森本紘介、29吉田光輝、23伊藤雅恭も優れた選手だ。
――チームの課題は。
戦う姿勢。対外試合がない中でチーム内で甘さが出る時がある。戦う気持ち、相手を倒す闘志、競争心といったアメフトの醍醐味が薄れないよう、熱い気持ちを持ち続けるように選手たちにはずっと言い続けている。
――選手に求めるプレーは。
オフェンスならランプレー。いかにコンスタントに出せるかが勝負だ。ディフェンスならロングパスをさせない。富士通には強力なワイドレシーバー(WR)が何人もいるので、そこがポイントになってくる。そういった点を含めて選手たちには勝てる、勝つとしか言ってない。最後まであきらめなかったチームが勝つ。胸を借りるなんて思うな。昨年の最下位と1位の対戦だが、みんな勝つ気でいると思う。
――ファンにひと言。
皆さんの応援に応えられるよう、日本一になります。それでしか恩返しができないと思うし、頂点に立って、結果で示したい。皆さんにはぜひ、スタジアムに足を運んでほしいが、人数制限もある。ネットでも中継放送をすると思うので観てもらえれば。今季も変わらぬ応援をお願いします。
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