相模原市相模原消防署長を務める 秋山 真男さん 南区相模台在住 59歳
「地域に尽くす」消防人生
○…南消防署長を1年務め上げ、このほど相模原署の署長に就任。ユーモアあふれる人柄に、周囲の人まで自然と笑顔になる。「風通しの良い職場にしたい。職員同士の仲が良ければ自然と良い活動ができる」と展望する。就任にあたり心に決めたのは「精強な部隊を作る」「火災予防の一層の徹底」。その目標を胸に、これからの同署のかじ取り役を担う。
○…相武台小、相模台中、伊勢原の伊志田高校を卒業し、東海大学の海洋学部に進学。海底資源の研究に熱心に取り組んだ。大学卒業を目前にし将来の選択肢を考えると、「育った相模原のために何かしたい」という思いがこみ上げ、直接市民に関わることができる消防士の道を選んだ。好きな餃子店で店長に―。そんな夢もあったというが、「やっぱり地域に尽くしたかったから」とお茶目に笑う。就職後は堅実な仕事ぶりを評価され、津久井消防署警備課長、南消防署査察指導課長なども歴任。思いはぶらさぬまま38年間、消防人生を走り抜けてきた。
○…休日は女子サッカーチームのノジマステラ相模原の試合観戦に訪れる。ホーム戦は欠かさず観戦。「注目は松原(有沙)選手。体を張ったプレーがいいね」。そしてもう一つの楽しみはユーチューバーとして人気を博するお笑い芸人の息子の活躍。「舞台もよく見に行った。昔は面白くなかったけど、今は面白いね」とにやり。息子の一番のファンとして、応援している。
○…就任にあたり掲げた二つの柱の根底にあるのは、「市民を守る」という思い。「管轄地域から、火災や災害による不幸を減らしたい」。新型コロナウイルス感染症拡大や大型災害の襲来など取り巻く環境も変化するが、そのすべてに対応できるよう署員を導く。
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