さがみはら中央区版 掲載号:2021年2月4日号 エリアトップへ

2月1日に文芸社から著書・処女作『流転』が出版された 新井 多志郎さん(本名:高橋敏彦) 上溝在住 68歳

掲載号:2021年2月4日号

  • LINE
  • hatena

自らの半生、筆に込め

 ○…自らの半生を振り返る自叙伝的な小説『流転』が発刊された。「出来た時にはうれしくてうれしくて」と、著書を何度も読み返したという。出版社に原稿用紙を持ち込んでから約1年。編集者と何度も打ち合わせをして仕上げた一冊に、感慨無量だ。届いたばかりの初刷りは、今まで世話になった人たちにサインをして配った。本の帯に書かれた「暗黒小説」の文字からは、波乱に満ちた過去が想像できる。「たくさんの人に助けてもらって今がある」

 ○…東京都東村山市出身。幼少期は原っぱを駆け回るような「ガキんちょ」だった。「志村けんと同じ」と誇らしげに語る中学校時代には野球に熱中。都大会で好成績をあげるチームの投手を務めた。高校でも当初、野球を続けていたが、いつしか暴走族に仲間入りし、警察官だった父と頻繁に衝突した。それでも「勉強はできた」。不良と呼ばれながらも、ストレートで東大法学部に合格。卒業後は「公務員になれ」という父に反し、大手銀行に就職した。

 ○…行員時代には支店長も務め、順調にエリート街道を歩んでいたが、反社会的勢力への融資問題で懲戒解雇に。「銀行のクビが転機だった」と語る様に、以降「何度も自殺を考えた」ほど苦悩の日々が続く。裏社会、ホームレス、自己破産、相模原で介護の職に就くまで―。「表も裏も経験するなんて、なかなかない。本にしたいと思った」。介護夜勤の合間に自らの半生を振り返り、ノートに綴った。

 ○…愛犬ゴン太を相手に大好きな野球を観ながら、ちびちび酒を飲む時間が「今までで一番平穏な日々かな」と目を細める。現在、2作目を執筆中。始まったばかりの作家人生。「構想がどんどん浮かんできてね」と、筆を走らせる毎日だ。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

森元 博さん

このほど相模原警察署の署長に就任した

森元 博さん

中央区在勤 58歳

4月15日号

奥山 憲雄さん

このほど星が丘地区の散策地図「発見・探検・散さくマップ」を作成した

奥山 憲雄さん

星が丘在住 74歳

4月8日号

高橋 美保さん

今年で5年目を迎える「手作りマルシェフェスティバルin淵野辺」を立ち上げた

高橋 美保さん

淵野辺在住 54歳

4月1日号

泉口(いずぐち) 友汰さん

7年ぶりに東都1部リーグに返り咲いた青山学院大学硬式野球部で主将を務める

泉口(いずぐち) 友汰さん

淵野辺在住 21歳

3月25日号

マジシャン SINさん(本名:飯島 健太)

マジックショーを無料配信、マジシャン育成にも尽力する

マジシャン SINさん(本名:飯島 健太)

中央区在住 34歳

3月18日号

池田 宗道さん(本名:池田直道)

インターネット上で文化芸術支援コンサートを主催した相模原市文化協会会長の

池田 宗道さん(本名:池田直道)

南区豊町在住 75歳

3月11日号

あっとほーむデスク

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

  • 4月1日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年4月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter