では、住宅用火災警報器とはどんな機能を持つのか--。
商品を取り扱う水郷田名にある電化製品の販売店「パナハートアイコー」の熊澤絢介さんは「発火が見られた時、煙や熱を感知して、ピッピッピッなどの電子音で知らせてくれるものです。ホームセンターや当店のような電器屋さんで手に入れられます」と話し、設置の義務化が決まった後は、同店でも発注が増えたのだという。
「価格はピンきり。3千円程度のものから1万円を超える商品もあります」
一方で注意点としては、日頃から点検を徹底していないと「いざ」という時に機能しない恐れがあると話す。「ほとんどの商品が、ひもを引っ張ったり、ボタンを押すと正常に機能しているのか確認できる仕組みになっています。定期的に点検していただければと思います」
加えて、設置して10年目が「寿命」にもなるとも。専用の電池が切れたり、本体の劣化が見られる時期といい、「できれば本体の買い替えを勧めます。命にかかわるもの。ご家族で相談してもらえれば」と話している。