「相模原スピードスケートクラブ」(SSC)の池英徳監督、齋藤仁美コーチと、在籍する齋藤慧、河合健朗、齋藤駿、山越和馬、山越龍馬、石井桜汰、中山うらら、石井更紗、榛村慧の9選手が3月30日、市役所を訪れ、第76回国民体育大会冬季大会スケート競技会(ショートトラック)での入賞を本村賢太郎市長へ報告した。
SSCは1979年に結成したクラブチームで、弥栄の銀河アリーナを拠点に活動。五輪をはじめ国内外のさまざまな大会で活躍する選手を輩出している。齋藤慧、齋藤駿選手は2020年度のナショナル強化A、石井桜汰、石井更紗選手はジュニア強化に選ばれている。1月27日〜31日に愛知県で行われた同競技会では齋藤慧選手が成年500m、河合選手が同1000mで2位に入るなど、この日出席した全選手が入賞を果たした。
一方、県内で唯一ショートトラックで使用でき、練習の拠点となっている銀河アリーナが、市の行財政改革プラン案で廃止を含めた検討の方向性を示されており、関係者に戸惑いが広がっている現状があることから、この日は池監督や齋藤コーチ、選手が本村市長へアリーナへの思いを伝え、施設存続を訴える声も。本村市長は、「市内外から多くの存続希望の意見をいただいている。そういった声をしっかり踏まえた中で、プランの策定を進めていきたい」と話し、民間活用も含めて手法の検討を行っていることを明かした。
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