東京2020オリンピック聖火リレーの神奈川県内の走行ルートと県実行委員会が決定したランナーが3月31日、相模原市から発表された。
ルート
市内が会場となる聖火リレーは6月29日(火)に行われる。ルートは横山公園第1駐車場付近を午後6時5分に出発し、相模原市役所前をゴールとする約2・1Kmの第1区間と、緑区橋本のリニア神奈川県駅予定地付近(相原高校跡地の北東側)を午後7時20分に出発し、橋本公園をゴールとする約1・5Kmの第2区間の2つが設定されている。昨年9月に大会組織委員会が示したルートのうち第1区間は維持されたが、第2区間は国道16号を横断するルートを車両による混雑を回避するため一部変更。旧相模原協同病院付近で聖火を一度ランタンに納め、ランナーも車両で移動した後、16号橋本駅南入口交差点付近の側道から再開する。
ランナー
県実行委員会が推薦した聖火ランナーの中で、市内を走行するのは小泉京美さん(61・川崎市在住)、佐藤弘樹さん(39・松田町在住)、月崎竜童さん(36・相模原市在住)、野口博史さん(62・愛川町在住)の4人。日本がボイコットしたモスクワ五輪女子体操競技の元代表選手で、市内在住の津田桂さん(56)は三浦市内を走ることになった。
聖火ランナーは県の推薦枠のほか、五輪スポンサー枠も残されており、市内全体で25人規模で聖火をつなぐ予定。スポンサー枠は現在、未公表となっている。
セレブレーション
最終ランナーの到着を祝い、聖火リレーの終わりを告げるセレモニーとなる「セレブレーション」について、市は人数を制限して開催するとしている。参加は事前申込制となる見込みとなっており、募集時期は未定だ。
聖火リレーに関しても密集を避けた見学を呼び掛けていく方針で、市オリンピック・パラリンピック推進課の担当者は、「他市の先行事例を見ながら対策を考えていきたい」と話している。