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淵野辺駅南口まちづくり 検討案を精査 鍵握る財源 市行革プランでは「維持」

社会

公開:2021年5月13日

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 「淵野辺駅南口のまちづくり事業」について市はこのほど、書面を通じて開催した市民検討会での意見を取りまとめ、ホームページに公表した。

 同駅南口の町づくりをめぐっては、老朽化した市立図書館や大野北公民館などの公共施設の将来的な在り方について地域住民や学識経験者などの有識者による検討会を設立。ファシリテーター(進行役)を交えて議論が進められる中、他市の開発事例をはじめ、さまざまなプランが有識者から示され、実施にかかる費用面も含めて実現の可能性を探ってきた。ところが、新型コロナの感染拡大の影響を受ける形で、昨年1月を最後に検討会の開催が見送られている。

 今回の書面検討会は今年1月から3月にかけて実施。委員から提出されたアイデアを記入したカードを元に、これまでの議論で分類されてきた町づくりをめぐる4つの検討パターンについて利点、課題をそれぞれ整理している。

今後は財政面など言及も

 具体的なパターンとしては、公共施設を現在の位置で維持しながら建て替えなどを行う案、鹿沼公園内に公共施設を集約し複合化して再整備する案、図書館敷地または公民館敷地を中心に公共施設を集約し複合化して再整備する案。どの案も世代を超えた交流の場や町のにぎわい創出による活性化につながるものとして期待されるが、どの案も増築や建替えなどの再整備にかかわる財源の確保に課題を残した。今回の検討案の整理を受け、有識者からは、委員のアイデアや意見が概ね抽出されてきた点や4つの検討パターンの特徴がより明確化してきた点を評価する声がある一方で、実現の可能性について財政面から議論することの必要性のほか、予算例による「できること」「できないこと」のイメージを持つこと、さらなる議論の場と時間を積み重ねていく重要性を投げかける声も上がった。

 同事業は4月に策定された市の行財政構造改革プランで、複合化を手法としたBランクでの維持の方向が決まっている。担当の市都市計画課では今後、コロナの感染状況を踏まえた上で対面による開催を見据えており、「書面での検討会の開催を受けて、今後はまとめに向け、財政面について議論を進めていきたい」と話している。
 

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