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パラ・伴走者青山由佳さん 市内小学校で特別授業 あきらめない心、届ける

社会

公開:2021年11月25日

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(左)授業を終え、笑顔を見せる5年3組の児童と青山さん(右)クイズなども交えて進められた特別授業=11日、緑区の旭小学校
(左)授業を終え、笑顔を見せる5年3組の児童と青山さん(右)クイズなども交えて進められた特別授業=11日、緑区の旭小学校

 東京パラリンピック・陸上女子マラソン視覚障害クラスの金メダリスト・道下美里選手の前半伴走者を務めた市職員の青山由佳さんが11日、旭小学校(緑区)の5年3組で特別授業を行った。

 3組児童と青山さんとの出会いは今年。総合学習で五輪を学ぶ中、市内出身の聖火リレー走者である青山さんを知り、話を聞く機会を得ようと依頼したのが契機に。後にオンラインで交流したことから、大会を終え改めて授業として貴重な経験談を聞く運びとなった。

 授業で青山さんは、聖火リレーで「五輪が始まる」と実感したことや、正式に伴走者に選出されたときの喜びと興奮、代表合宿での練習メニューや、本番を前にして道下選手と過ごした時間、そして迎えたレース当時の心境などを説明。時折、クイズを交えるなど子どもたちの興味を引きながら進行していった。最後に、前回大会の銀メダルから悔しさをバネに金メダルにたどり着いた今回の結果に触れ、「困難を乗り越えられるように努力して成長できた。みんなもあきらめず、前向きに過ごしてほしい」とエールを送った。

 話を聞いた境田稜さんは、「将来、ショートトラックの選手として五輪をめざしているので、青山さんの話を意識してやっていきたい」と話し、意気込んでいた。

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