市内の企業や団体のSDGsに関する取り組みを紹介するため市民団体「さがまちSDGsファウンデーション」と「さがみはらソーシャルデザイン研究所」が共同で立ち上げたウェブサイト「SDGsコネクトさがみはら」の始動を記念し、両者が共催した講演会が13日、市立環境情報センターで開かれた。
「SDGsコネクトミーティング”SX DEPOT〜変わる、サステナブル〜”」と題した講演会には、第2回ジャパンSDGsアワードで内閣総理大臣賞を受賞した日本フードエコロジーセンター(田名塩田)の高橋巧一社長を講師に招きオンライン配信も行った。冒頭、同ファウンデーションの岡野智博代表が「今後、SDGsに具体的にどう取り組めばいいかを考え企業と個人が手を取り行動することが重要」とあいさつ。本村賢太郎市長による動画メッセージが流れた後、高橋社長が登壇した。
高橋社長の会社は、180カ所以上の事業所から一日約35tの食品ロスを集め、それを元に養豚の餌を製造している。高橋社長は食品ロスが引き起こす問題や同社の取り組みなどをわかりやすく解説。「既存の考え方ではなく、コストダウンを図りながら環境負荷を低減したり雇用を生み出したりすることは必ずできる」などと講義を展開した。この後、高橋社長と同ファウンデーションの浦上裕生事務局長との対談や交流会も行われた。