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課題解決策 ゲームで探る 学生考案 市「施策に活用」も 

コミュニティ社会

掲載号:2022年1月27日号

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さまざまなテーマで製作した地域課題解決の「シリアスゲーム」に学生と共に取り組んだ市職員ら=19日、多摩大学(東京都多摩市)の多摩キャンパス
さまざまなテーマで製作した地域課題解決の「シリアスゲーム」に学生と共に取り組んだ市職員ら=19日、多摩大学(東京都多摩市)の多摩キャンパス

 相模原市の課題解決を目的としたゲームの試遊会が19日、市職員らが参加して多摩大学(東京都多摩市)で行われた。ゲームは学生が考案したもので、職員らは楽しみながら学生の視点でとらえた市の現状のほか、新たに浮かび上がってきた課題などを確認した。まちづくりをテーマに、市がゲームを通じて学生と連携を図る試みは珍しい。長期的な考えの下、学生の視点を施策に生かすことに前向きな声も聞かれた。

 今回、市職員らが取り組んだのは「シリアスゲーム」と呼ばれるもので、現実に起こっているさまざまな地域社会問題の解決策を探るゲームのことを指す。試遊会を主催した長島剛教授が地域課題を掘り下げ新たな発見にもつなげてもらおうと、大学のゼミの前身となるプレゼミの学生によるゲーム製作を課し、今年で3回目になる。今回は長島教授が京王電鉄と共に橋本(緑区)を中心としたまちづくりの取り組みに関わりがあることから、ゲームの対象地域を相模原市に選定。1年をかけてゲーム作りを進めてきた。学生たちは相模原の地理、特徴などを全く知らない中、課題の抽出にあたって現地に足を運んで調査したり、文献などで知識を得るなどして相模原の観光スポットや、抱える現状、課題の把握に努めた。

 試遊会には京王電鉄の呼び掛けに応じ市が参加。市のまちづくりの関係先として、神奈川県、相模原商工会議所、橋本商店街協同組合なども加わった。ゲームは12のグループがそれぞれ1つ用意し、観光、SDGs、防犯、防災、まちづくりなど内容はバラエティに富んだ。ゲームの形式も地図を使ったボードゲームや、店名、地名などを答えさせる一問一答のクイズ、テーマに沿って課題解決に向けた方策を考えて発表させる提案型など多岐にわたった。

 例としては、市内の大学生が卒業後も定住するための方策を出し合うものや、市内の観光地巡り、SDGsの課題と解決策のペアの数を競うものなど相模原ならではの内容が並び、それぞれユニークさが光った。

市のたくさんの魅力に喜び

 参加した市職員は、「なじみがなかった市の名所なども教えてくれて、気付かされることが多かった」と感想を述べ、今回の体験を担当の課内で共有した経緯を説明。その上で、「多くの部署の職員が参加し、長期的な考えの下、施策に取り入れることができてもいいのでは」との見解を示した。市内在住の学生はゲーム製作をめぐり、「自分が知らない相模原の魅力がたくさんあることが分かり、より深く知ることができた」と喜びを口にする。主催した長島教授は会を振り返り、「相模原市という『本物』を製作を通じて楽しく研究し、自治体や企業と『共創』できることは大学の醍醐味。来年もバージョンアップして地域に関わりたい」とし、意気込みを見せた。

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